図5 ダ・ヴィンチの拘束条件を検討する実験条件。Aでは、遠、近に位置する2つの対象とさらにそれらの前に遮蔽対象が両眼立体視条件で提示され、さらに、遮蔽対象の左右端からわずかに離れた位置に垂直線分が単眼視で(両眼視差をつけないで)それぞれ提示される。観察者は、近くにある対象もしくは遠くに位置した対象を注視しながら、中央に提示した比較線分を左、もしくは右に移動し、単眼視線分と方向が一致するように調整する。Bでは、同様に、観察者は近くに位置した対象もしくは遠くに位置した対象を注視しながら、遮蔽対象の左あるいは右端が比較線分と視えの方向が一致するように調整する(Ono, et al. 2003)