図7 プルフリッチ効果と運動方向との関係。運動方向は、窓を通して観察すると、その運動方向が曖昧になることが知られている。そこで、図の左図に示されたように、円形の窓のなかに1本の斜線を提示し、例えば、それを斜め左方向に運動させると、斜線の視かけの運動方向は、水平、斜め、垂直の3方向のいずれかで、多義的となる。仮に右眼にデンシティ・フィルターを装着して観察すると、図の右図に示されたように、左右眼間に両眼視差が生じる(Ito, 2003)。