図15 交差と非交差視差による奥行出現構造の相違。図Aの上図、中図のステレオグラムの左と中央のパターン(交差視差)で両眼立体視すると、図Bの上図のように視える(前者の場合には右端、後者の場合には左端)。しかし、同様なパターンを右と中央(非交差視差)で立体視すると、図B下図のように視えてしまう(前者の場合には右端、後者の場合には左端)。図Aの下図のパターンのパターンでは、地となる部分の輝度は、矩形内の格子のサイン波形の輝度変化内にあるので、この場合には、両眼立体視しても複数の奥行に異なる層(レイヤー)は弱くしか出現しないか、まったく出現しない (Anderson, 2003)