図11 遮蔽される面の視えの奥行を規定するダ・ヴィンチ・ステレオグラム。ここでは観察者の前方に丸窓をもつ壁があり、それが後ろの面の一部を遮蔽するため、左右網膜像で対応を欠く部分が生じる。(a)では、丸窓間距離は丸窓の直径より小さくして遮蔽される後面の設定した輝度部分しか見えないように配置。(b)では、2つの丸窓は同一の輝度を持つように設定。(c)両眼立体視すると、いくつもの小さな丸窓の背後に遮蔽された面が、ちょうど篩いを通して覗いたように、出現する(Tsai & Victor 2005)。