図7 格子パターンのステレオグラムにおける3種類の両眼視差。ここでは、垂直方向から左右に17.5度傾いた格子パターンが想定され、そのフーリエ解析成分が左端に示されている。視差要因としては、(1)左右の格子パターン間に生じるフーリエ解析成分のコンストレイント線の交差による視差量(IOC)、(2)フーリエ解析成分のベクトル量の平均による視差量(VA)、および(3)左右の格子線分の空間周波数成分のそれぞれに垂直な成分から成立する4種類のベクトル合成の中で最小のベクトル合成から生まれる視差量(SOF)が右端に、それぞれ示されている(Delicato & Qian 2005)。