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図8 A-a:ダヴィンチ・ステレオグラムの立体視を想定したV1からV2への処理回路。左眼の視差(2ピクセル)を検出したV12個のセルと右眼の視差(0ピクセル)を検出したV12個のセルからの入力は、ともにV2のセルに伝達、(A-b):刺激パターンから生じる視差、それを検出するV1セル、そしてV1セルからV2セルへのフィードフォワードの連結。(B) V2セルの反応分布はX軸に左眼から検出された視差を、Y軸に右眼からの検出視差をとった2次元の座標で表すことができる。この2次元の座標軸には一定の画像位置におけるすべてのV2セルの反応が示される。これらのセルのピーク反応は「Y=X斜線」の上部、下部あるいは斜線上のいずれかで生じる。セルの反応のピークが「Y=X斜線」の下部にあれば、左眼のみに単眼領域が(B-a)、「Y=X斜線」上にあれば両眼に視差領域が(B-b)、そして「Y=X斜線」の下部にあれば右眼のみに単眼領域がある(B-c)ことが分かる(Assee & Qian 2007)