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図11 奥行傾斜面における知覚的増幅。A-(a):前額平行面と奥行傾斜面が同一の垂直軸上にある配置(ツイスト条件、)、A-(b)2つの面が左右で隣接する場合(ヒンジ条件)、B-(a)奥行傾斜面における知覚的増幅をしらべるステレオグラムで前額平行面が上あるいは下のいずれかに配置される場合と上下両方に配置される場合(ツイスト条件)B-(b):前額平行面が左あるいは右のいずれかに配置される場合と両側に配置される場合(ヒンジ条件)、C(a):ヒンジ条件、C(b):ツイスト条件、このような条件では、前額平行面と奥行傾斜の境界にある相対的視差の変化は両条件とも同一となる。D-(a):両側の奥行傾斜面の傾斜度が過小視されるが、中央にある前額平行面の断端と傾斜面の断端との間に形成される不連続な視差によって奥行は実際よりは近接されるために中央の面は前方あるいは後方に知覚的にシフト、D-(b):ネガティブ奥行コントラスト効果が両側にある奥行傾斜面と中央の前額平行面との間の相対的視差とが勾配をもって連続することによって生起する場合 (Gillam,B. et al. 2007)