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図 仮現運動軌道の中間に2次元もしくは3次元特性をもつ対象を1フレーム挿入し、それらが視えの運動の滑らかさに与える実験条件と手順。A:仮現運動はディスプレーの左右の端に提示する各1個の円形刺激(陰影の付き方を変えることで凹/凸刺激とする)を垂直方向に移動させることで起こすが、この移動時の中間に左右の円形刺激の運動軌跡と一致するように別の特性を持つ刺激を挿入。挿入する刺激も運動刺激と同様に、陰影を用いて凹もしくは凸あるいは陰影を付けないフラット刺激。左端/右端の円形刺激は、「凹/凸」−「凹/凸」のように継時的に提示されるが、その間に凹/凸/フラットの3通りの刺激が挿入。B:左/右端の運動対象は、背景面から矩形面が浮き出るもの(凸対象)、背景面の背後に矩形面が凹むもの(凹対象)、そして平面で凹凸のないもの(フラット対象)とし、挿入する刺激も同様な3種類とした。実験手順はAと同様に実施(Hidaka, et al. 2007)