図19 空間伝搬による両眼間抑制における刺激特性の効果をしらべるための刺激パターン。上段は、左右の各眼に提示する刺激を重ねて表示したもので、左から一様な濃い灰色(背景輝度の半分で輝度17.5cd/2)、水平方向のサイン波形空間周波数パターン(2cpd)、垂直方向のサイン波形空間周波数パターン(2cpd)、ランダム・ドット・ノイズパターン(50%)をそれぞれ示す。下段は左右眼のいずれかで提示する抑制刺激(suppressor)でランダム・ドットから構成された垂直方向の2線分からなり、その両線分間隔は5段階(0.51、2、3、7度)に設定された(Nichols & Wilson 2009)