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図23 上段:知覚的充鎮を生起させる前と後で使用した2種類のターゲット刺激。実験では、知覚的充鎮前の第1ターゲット刺激として相互に直角交差する格子刺激(プレード)からなるステレオグラム(CW:時計回り、CCW:反時計回り)を、知覚的充鎮ではターゲット刺激の周囲にダイナミック・テクスチャ(20 Hz)を提示し、最後に第2のターゲット刺激として左右で対応のある左右ステレオグラムあるいは対応のないステレオグラムのいずれかを提示。下段:実験手順。はじめに第1のターゲット刺激であるプレードパターンを左右眼に提示、次いで充鎮刺激であるダイナミック・テクスチャを提示、この間に第1のターゲット刺激が消失したら即座に第2ターゲット刺激を提示し、知覚的充鎮で第1ターゲット刺激が消失してから第2ターゲット刺激が再出現するまでの時間を測定(Takase et al. 2009)