図26 運動視差と頭部運動との関係。図では、観察者がFを注視したままで眼球を右方向に運動させた条件が示されている。図中、D:眼球運動後の対象、d:注視点にある対象(奥行距離f)と眼球運動後の対象との間の相対的奥行距離。観察者の注視角()は眼球運動速度(dα/dt)に対応して変化する。このとき、注視点を維持したままなので網膜像は眼球と反対方向に動く。また観察者の眼球運動によって網膜像Fは網膜像Dへと角度(θ)、眼球運動速度(dθ/dt)でシフトする(Nawrot & Stroyan, 2009)