図2 単眼視要因のみによるステレオグラム。(a)ステレオグラムを両眼視融合した際に生起する3Dシーンで手前の遮蔽物(オクルーダー)であるフェンス越しに背景が奥行は位置されて視えるが、このステレオグラムペアでは背景領域は左右で対応がとられていない。(b)中央と右端のペアを交差視差で両眼視すると、フェンス越しに背景が奥行配置されて視えるが、中央と左端のペアを交差視差で視ると奥行出現は不安定になる。これは、実際の3次元シーンと一致しないからである(Harris,J.M. & Wilcox,L.M. 2009)。