図4 左右ペアで対応する図形が存在しないのにある形状面が浮かび上がるファントム・ステレオプシス。(a)両眼立体視すると中央に白色面が浮かび上がる、(b)2本線分間に両眼視差が生じることを示し(a)に示した単眼視要因の効果を否定するステレオグラム、(c)左右で対応する領域を除去してもファントム面が浮かび出るステレオグラム、(d)窓状のファントムが前面に出現し、それを通して背景面を視るようなシーンが出現するステレオグラム。いずれも中央と右端のペアを交差視差で、あるいは中央と左端のペアを非交差視差で観察した場合(Harris,J.M. & Wilcox,L.M. 2009