41 群化(グルーピング)が図と地の境にあるエッジの帰趨を図領域に決定することをしらべるための実験パラダイム。Aは基本的な刺激条件設定で、垂直の長方形刺激は中心で左右領域(黒と白色領域)に分割されている。この長方形は、さらに水平帯刺激で上下に分割され、下領域にのみドットが配され、しかもこのドットは相互に反対方向にオシレート(1Hzの反復振動)する。垂直長方形刺激の上・下領域も同方向(BC条件、1Hz)、あるいは相互に反対方向(DE条件、1.5 Hz)にオシレートする。また、垂直長方形の下部左右領域には色刺激差が設定される。BからE条件の下部左右領域に記されたFGは、実験で期待される「図」知覚あるいは「地」知覚を示す(Brooks & Driver 2010)