16 片眼誘導パターンによる位置と方向の変位をしらべるための刺激パターン。上図:誘導パターンは背景にあるダイナミック・ランダム・ドット・ノイズ、テスト刺激は3本の垂直線分で、誘導刺激とテスト刺激は同側単眼あるいはそれぞれ別々に各眼に提示し、さらにステレオ条件の場合3本線分を両眼に提示してその中央線分に視差をつけた。中央の小四角形は擬似的な盲点、上端の丸印は注視点として提示。非ステレオ条件での位置と方向の変位の測定は3本線分の中央線分を左右に移動しその中点を判定させることで、またステレオ条件では3本線分の中央線分が奥行に関して前か後ろかを判定させることで実施。下図:誘導図形は斜線分で左右眼のいずれかに提示、テスト図形は垂直単線分で左右眼のいずれかにあるいは両方(ステレオ条件)に提示した。非ステレオ条件の場合は垂直単線分の傾きを、ステレオ条件の場合には奥行方向への傾きをそれぞれ測定(Westheimer 2011)