17 イルージョナリな遮蔽(オクルージョン)を生起させるステレオグラム。A:左端と中央のステレオグラムを両眼視(交差視差)すると、単眼視的に遮蔽された領域と両端のバーの間に漂う遮蔽する面(破線で表示)が出現する。B:各眼からバーのギャップのエッジにいたる視線によって、遮蔽幾何学から考えられるイルージョナリな遮蔽物の最小の奥行が規定される(Bの中央)。また、このような最少の奥行の規定からはずれたケースがBの左端である。遮蔽物の最大奥行量は拘束されない(Bの右端)。バーの太さ(幅)が遮蔽物の最少奥行量を規定することになる(Tsirlin et al. 2011)