31 A:フィードフォワード過程。これは、視覚野の下位領域(V1)のニューロンは刺激の簡単な特徴(色、明るさ、曲線、直線、要素形状など)をコード化し、それらの刺激要素をまとめ刺激全体の形状が何であるか、その知覚体制化をはかる「基礎的体制化」過程である。B:上位領域から下位領域と側方領域への情報のフィードバックを伴う回帰的過程(recurrent processing)で、同一の刺激要素に応答するすべてのニューロンを特定して神経応答頻度を増強する。この過程は「増強による知覚体制化」と呼ばれる(Roelfsema & Houtkamp 2011)