37 絵画空間の測定に使用するターゲットとポインター。ポインター(左欄)は角柱状の軸とピラミッド状の頭部から作成された矢印をもつ多面体で、観察者の対象に対するわずかな視えの傾斜の変化にも対応するように工夫されている。この表では床面の傾き(tilt)は水平方向(x軸)の変化として、前額平行面の左右の傾き(slamt)は垂直方向(y軸)の変化として表示されている。被験者は、キーボード操作で、tiltslantをそれぞれ別々に操作できる。ポインター表の右外枠に表示したものは右脇の数字で指示されたslantの場合のポインターを示す。たとえば、+90°のslantの場合のポインターは奥行方向をまっすぐに示し、−90°の場合のそれは観察者方向をまっすぐに示すことになる。さらに0°のslantの場合はポインターは前額平行を示す。右下端のサッカーボールパターンはターゲットのデザインである(Wagemans et al.2011)