図11　AMA(accuracy maximization analysis)フィルターモデル、複雑型細胞モデル、LL ニューロン(log likelihood neuron)モデルおよび視差エナジーモデル(Disparity energy model)による入力信号、その処理過程、視差同期カーブ(disparity tuning curves)、および網膜イメージの視差値評価のフィルターの反応変動（図の灰色で表示、の領域あが小さいほど神経反応は些末な刺激にインバリアントである）。ここではLLモデルが視差変化に対する反応がもっとも小さいことを示す。AMAフィルターモデル(a)では、コントラストに関して標準化された入力信号がAMAフィルターによって線形に処理され、複雑型細胞モデル(b)ではAMAフィルターの反応が2乗され、LLニューロンモデル(c)ではすべてのフィルターの反応が任意の視差レベルで線形および2乗倍された上で加重加算される。視差エナジーモデルではそのユニットの反応は2種類の線形の左右眼フィルター（互いに直交）の反応を2乗倍後にすべて加算して得られる。(Burge & Geisler 2014)