17 a:擬態で隠れているコケカエル(mossy frog)。カエルが静止したままでは擬態を見破ることは難しいが、もしカエルが横方向に動けばカエルを隠している背景とカエルとの境界領域にテクスチャの増減(accretion/deletion)が生起して背景とカエルの形状の間の輪郭を出現させるし、また境界線に平行なカエルの動き(Shearing motion)はカエルの形状を前面に浮き出させる。この場合、境界領域は常に静止したままである。b:上図にはテクスチャが増減(accretion/deletion)した場合の図と地の境界領域でのテクスチャの変化を示し、テクスチャが静止した領域は「図(F)」となりそれが左方向に動く領域は「地(G)」となる。下図にはテクスチャが上方向に動いた場合(Shearing motion)を示し、この場合には動く領域が「図」となり、静止した領域は「地」となる(Layton & Yazdanbakhsh 2015)