27 「図」領域にあるパターンの明るさコントラストの測定。A:上段にはテクスチャが背景より細密な領域(赤色で囲まれた部分)を「図」として提示。この領域に明るさコントラストが固定されたガボールパッチ(レファレンスガボール)が提示される。一方、下段のパターンはテクスチャ成分がすべて等しいので「図」になる領域は存在せず、すべて「地」として提示される。上段と同一の位置にテストガボールを提示し、明るさコントラストを可変にして明るさコントラストに関してレファレンスガボールとの知覚的等価点と相違点を求め、閾値を算出する。B:明るさコントラストの8通りの測定条件を示す。レファレンスガボールは「図」(Fig)、「地」(Gnd)、あるいは「一様なテクスチャ」(Uni)のいずれかの上に置かれ、またレファレンスガボールはテクスチャ要素の傾きが45°あるいは135°に設定され、レファレンスガボールの斜線分角度と一致(Iso)あるいは直角(Cross)に位置される。テストガボールは常に一様なテクスチャにその線分角度が一致(Iso)するように提示される(Self et al.2015)