図2 IRニューロンに媒介された視野闘争回路。A:左眼からのIR(赤色表示)は右眼の±30°から±90°までのすべての方向線分を抑制する(赤色線分で表示)。右眼からの抑制も同様。B:単眼ニューロンが左右眼で異なった方向線分(±45°)で活性化されると、2個のIRニューロンで相互に強く抑制され、視野闘争が生じる(この場合破線で表示した方向線分のニューロンは刺激されない)。C: ±45°方向線分が各眼に提示されると、INニューロンがIRニューロンを遮断すると視野闘争は止み、格子パターン(プレード)が安定的に出現する。同様な回路は左下と右上±45°の間に存在する(Wilson 2017)。