67 記憶された視方向と頭部傾斜の関係を探る実験手続。被験者に時計方向に頭部を傾け(右30°)させた後、空間枠組に囲まれた垂直線を観察させる。この時、空間枠組は左右45°の範囲内でランダムに変化。次に空間枠組を構成する線分をバラバラに提示し記憶のマスクを行う。最後に、頭部を垂直にもどさせ、プローブ刺激として垂直線分およびそれを囲む垂直空間枠組を提示し、線分の視えの傾きを測定する。統制条件には頭部を傾斜させ(30°)、空間枠組を種々傾けた事態で垂直線分の視えの傾斜を測定する(Niehof et al.2017)