80 実験パラダイムと結果の理論的予測。A: 例えば、様々な大きさの容器とその蓋からなる刺激を提示し被験者にどの容器にどの蓋が合うかを探させる。B:複数選択知覚課題(Multiple Alternative Perceptual TaskMATP)の実験で、中央の円の大きさに等しい円は周囲の4つのうちどれかを各ボードを継時的に提示して選択させる。この知覚課題に対する神経生理的メカニズムのモデルでは、標準円とこれと等円と判断された円の直径の比率に対してもっとも強い出力のあるもの(チューニングはガウス関数でモデル化)を4つの神経生理的検出器のなかから選んで出力値とする。このモデルでは各試行ごとの予測と実際の選択が示されている(実際の正しい選択は50%と予測)(Finlayson et al. 2017)