図6 面のアモーダルな知覚の統合の様相。(a)2本の黒色縦帯刺激に隠された横長の白色長方形、(b)その網膜イメージで白色面は3つの分割面に分けられる、(c)コントラストを反対極性にとった白色面の3つの分割面で、中心の分割面は背景より明るく(positive contrast-polarity)、左右端は背景より暗い(opposite contrast-polarity)(d)黒色の四角形刺激(静止)が同一のコントラストをもつ交差帯状刺激をオクルードするテスト刺激で帯状刺激は矢印の方向に動く( Su et al. 2010a)(e)観察者は四角形内の帯状刺激が相互にスライドするように交差して知覚するが、これは四角形で隠された断片刺激を一つの運動刺激としてアモーダルに統合して知覚するためである、(f)交差する帯状刺激のコントラストが黒色四角形の内外でコントラスト極性が反対となる運動刺激、(g)黒色枠内の交差帯状刺激は静止し、枠外の帯状刺激が拡大あるいは縮小して視える( Su et al. 2010a)(He et al.2018)