朝顔


 
 9月に入ったからだろうか、今年は気温は高いものの空気が乾燥して過ごしやすい。8月は天候不順で、各地で集中豪雨があり、土砂崩れ、床上浸水が起き、死者も出た。地球温暖が原因で有り、地球規模の対策が待ったなしである。地球温暖には科学的根拠がないとし、パリ協定からアメリカは脱退したが地球の将来に対して無責任といえる。

 夏中、眼を楽しませた朝顔も、咲く本数が少なくなってきた。わが家にもカーポートの生け垣にそって朝顔の蔓を縦に何本も這わせ、咲く花を楽しんできた。食卓からまっすぐに視線を伸ばすと、ちょうど朝顔が咲いている。食事と朝顔が楽しめて一石二鳥というわけだ。
「人老ゆる朝顔も実となりにけり」
 山口青邨の俳句。朝顔の花は、咲き終わると莢の中に2つ3つの真っ黒な種を宿す。人と朝顔の一生がこの句では対比された。
「朝露の一滴こぼす朝顔かな」 敬鬼

                         2017年9月1