木犀(キンモクセイ)








 家の庭の金木犀が満開になった。この樹木は匂いの良い黄色い小花を豊富に

善太について咲き、匂いを出す。花言葉は「謙虚」「陶酔」「気高い」というもので、樹木

の姿形が形容される。甘く包まれるような香りが特徴的。この樹木は、春の沈丁花・夏

のクチナシと共に季節か感じさせる香木と言われる。わが庭のこの樹木も、毎年、決ま

って咲き誇り、秋になったことを感じさせてくれ、冬のサザンカ、春のさつきと共にわが

庭では欠かせない樹木である。

日野草城には金木犀の俳句が良く見られる。

「木犀の匂かくれぬ日和かな

「木犀の咲き現れてこぼれけり

「木犀の香のしづかなる夜寒かな

これには金木犀を愛おしむ気持ちが表れているようだ。

 

 「去年今年匂う命のきんもくせい」  敬鬼

 

                           2022年11月2日