猛暑日











 梅雨明けが例年より10日も早いと感じていたら、いきなり猛暑日に襲われている。日中35°以上を猛暑日といい、30°以上が真夏日となるそうだ。夕方から翌日の朝までの最低気温が25℃以上になる夜は熱帯夜と呼ばれる。猛暑日には熱中症に罹る老人やこどもが多くなり、死者もでている。小学校1年生が校外学習で熱中症に罹り、死亡するといういたましいニュースも流れた。人災といっても良いだろう。このような気象の異常は地球温暖化が関係する。集中豪雨、超大型台風、竜巻などの頻発もこのことと無関係ではない。地球規模のことなのですぐには改善できない。減災を心がけるしかないようだ。

「百姓の生きてはたらく暑さかな」
蕪村の俳句。江戸時代にも耐えられない暑があったようで、でも田んぼで働かなければならないと詠じている。

「あら壁に西日のほてるあつさかな」
子規の俳句。夏の西日はすでに大気も暑いので耐えられないもの。それを素直に身体が火照るようだと表現している。

「額に汗かんばせ火照る暑熱かな」

                                          2018年7月20日