なんじゃもんじゃの樹












 庭から見える小さな公園のなんじゃもんじゃの樹に綿菓子のような花が満開となった。この樹は、正式には一葉たごという木犀科の植物である。これは希少種で環境庁のレッドリストに記載されている。その希少種が我が庭から見られる。いま白い花が真っ盛りで目立つので、散歩中に探して歩くと団地の緑樹帯に3本、そして近くのお宅の庭にも大きな樹が白い花を付けているのを見つけた。黄金週間頃が花の盛りとなり、まるで木に綿帽子かあるいは牡丹雪をつけたように見える。このように希少種の樹木なのだが、守山区を走る瀬戸街道沿いには街路樹としてこのナンジャモンジャが植わっている。たいていその下にはツツジがこれも真っ盛りで赤や白、そして斑入りの大きな花を咲かしていてこの時期は頭上の白と地上の赤と見応えがある。

「白真綿かぶりて重し一葉たご」 敬鬼

 

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