6月も終わり 







 今年も半年が経過してしまった。この間お正月を迎え、家族でハワイ旅行をしたのに月日の経つのは容赦が無い。夏至も過ぎ、盛夏に向かっているのは、連日のの蒸し暑さから実感できる。若い頃は、夏の到来がなぜか楽しめたが、古希を過ぎた頃から何かに急かされる。きっと、我が持ち人生が短いことがその原因だろう。

「六月を奇麗な風の吹くことよ」

「六月の海見ゆるなり寺の庭」
どちらも子規の俳句。6月という季節を気持ちのよいものとして詠んでいる。盛夏を迎える前の気持ちよく肌を撫でる風、そして高所にある寺の庭からの見通しのきく大気のもとの海の広い光景が気持ちを和らげているという。

「六月もあと一日ぞ息調える」 敬鬼

                      2018630