台風
10月に入り、朝晩は涼しくなり、朝方は20度を割るようになり、日の出も遅くなり秋本番といったところ。ところが、台風が次々と来襲するようになった。今週末も大きくて強い台風が東海から関東地方に上陸することが予想され、それに備えるように繰り返し報道している。一旦上陸すると、広範囲に停電し、場合によっては屋根瓦が飛ばされ、崖崩れ、木々や電柱が倒れ、甚大な被害をもたらす。これも、地球温暖化の結果だろう。
日野草城は風についてんだ5句。いずれも甚大な台風被害を詠む。
「颱風が掴んでゆする家の棟」
「颱風が擲つ瓦数知れず」
「颱風が日本列島の尾を掴む」
「颱風が豊年を踏みにじるなり」
「颱風が足蹴にかけしものゝ山」
「台風の予報に見会う老い2人」 敬鬼
2019年10月10日