3次元視研究の動向−2002−

1.はじめに
 
2.両眼立体視

2.1. 両眼立体視閾と空間周波数帯域
2.2. 対応問題
2.3. 両眼立体視におけるトランジェントとサステインド型
2.4. 両眼視差と視差輻輳融合との関係
2.5. 両眼立体視における色相対比感受メカニズムと輝度対比感受メカニズムの相互作用
2.6. 両眼視差と運動視差の手がかりの統合
2.7. 運動するドットで生起させたエッジ(kinetic edge)間の両眼視差にもとづく立体視
2.8. 垂直視差と対象までの絶対奥行距離
2.9. 垂直視差と方向の定位知覚
2.10. 両眼立体視が成立しないステレオグラム
2.11. 両眼立体視における鋏状視差と圧縮視差
2.12. ダ・ヴィンチの提案した視覚上の拘束問題

2.13. フクロウのブルスト(全頭膨大部visual Wulst)ニューロンのランダム・ドット・ステレオグラムに対する応答特性2.14. 両眼立体視に対応する人間の脳部位
2.15. アカゲザルを対象とした両眼視差と運動視差の有効性2.16. 両眼立体視に応答するマカクのV3領域の構造

3.運動要因による3次元視
3.1. 運動視差による奥行視閾におよぼす対象の相対的運動速度と頭部運動速度との関係
3.2. 3次元シミュレーション・シーンにおける3次元対象の立体量の知覚
3.3. 局所的な奥行手がかり情報の大局的レベルでの奥行知覚への伝搬
3.4. 運動視差で提示した対象の絶対奥行距離知覚に影響する相対的奥行手がかりの効果
3.5. 課題依存性と運動視差と両眼視差

4.絵画的要因による3次元視
4.1. 陰影要因からの形状の復元問題
4.2. 面の視えの奥行方向を規定する絵画的要因と運動要因との関係
4.3. ハトのオクルージョン視

5.奥行距離の知覚
5.1. 月の錯視
5.2. 網膜像以外の要因による対象までの絶対奥行距離の知覚的算定
5.3. 観察者の頭部運動要因と視えの絶対奥行距離
5.4. ディスプレーに提示された対象の高さについての過大視

6.おわりに

7.文献