3次元視研究の動向−1996-1997


運動による3次元視研究


1.運動視差と両眼視差の統合

2.運動視差からの形状復元、ステレオキネシスによる形状復元と両眼視差からの形状復元との比較

3.運動視差からの傾斜角度の復元

4.ステレオキネティック効果

5.大脳半球切除による機能障害をもつ者の運動による奥行視

6.運動からの形状復元における異性体構造


両眼立体視研究


1.両眼視差および運動からの形状復元における体系的歪み

2.両眼立体視からの形状復元と運動からの形状の復元の統合過程

3.ステレオマッチングにおける空間周波数チャンネルの選択特性

4.対応問題

5.交差視差処理過程と非交差視差処理過程

6.両眼視差と相対的奥行距離の問題

7.2つの奥行面にまたがる輪郭の統合過程

8.両眼立体視における錯視的輪郭(illusory contour)の生成

9.ランダム・ドット.ステレオグラム(RDS)における学習効果

10. 第1次視覚野(V1)領域での両眼視差と輻輳の相互作用

11.両眼視融合限界と視野角

12.両眼視差の検出と前注意過程

13.ダイナミック・ランダム・ドット・ステレオグラムによるマカクの両眼立体視

14.乳児の両眼視融合、両眼立体視と両眼視力の測定

15.両眼視ニューロンの損傷

16.サル(rhesus monkey)の両眼立体視下での両眼輻輳


3次元視における絵画的要因


1.主観的輪郭図形とオクルージョン

2.絵画的奥行要因による方向錯視


人工現実空間(バーチャル・リアリティ)


1.人工現実空間での眼球調節作用

2.ヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)使用前後の眼筋機能の比較

3.バーチャルな視対象への手指によるポインティング

4.健常眼者と斜視者のHMDディスプレイでのステレオ視

5.流動する両眼視差パターン、および拡張と伸縮パターン条件下での自己運動(vection)の知覚


その他の3次元視研究


1 水平距離と垂直距離の知覚

2 .世界が3次元であることを、ある日、突然、認識した者についてのケーススタディ

3.十分な奥行手がかり条件と縮減手がかり条件での奥行絶対距離知覚

4.視覚と触覚による大きさ知覚


おわりに


文献