心理学における3次元視研究の動向
−1999−

 

2.運動要因による3次元視
2.1. 運動からの構造復元
2.2. 運動視差による対象の奥行定位
2.3. 運動の検出と両眼視差との関係
2.4. 運動からの構造復元と新しい奥行運動錯視
2.5. 頭部運動に連動した対象の拡大/縮小運動の奥行効果
2.6. 奥行相対距離と大きさ知覚に及ぼす運動視差、両眼視差の手がかり効果
2.7. 運動視差による立体視能力と両眼立体視能力との関係

3.両眼立体視
3.1. 両眼立体視モデルにおける線形(一次)機構と非線形(二次)機構
3.2. ランダム・ドット・ステレオグラム(RDS)における単眼非対応領域の役割
3.3. パヌムの半端ステレオグラム(Panum limiting case)
3.4. 両眼視差にもとづかないステレオグラムの立体視
3.5. 反対極性の輝度対比をもつステレオグラムの立体視
3.6. トランジエントな両眼立体視過程での方向選択性
3.7. 交差視差と非交差視差における時間的処理の相違
3.8. 両眼立体視融合と両眼輻輳
3.9. 両眼立体視における傾斜面の視えの角度を規定する要因
3.10. 大きな眼球運動と両眼立体視における傾斜面の視えの角度
3.11. 両眼立体視での運動残効と空間周波数選択特性
3.12. 両眼立体視下での仮現運動(stereoscopic apparent motion)
3.13. 両眼立体視における奥行恒常性

4.眼筋的要因による奥行視
4.1. 両眼輻輳要因と奥行絶対距離
4.2. 眼球調節作用と視えの奥行距離

5.絵画的要因による3次元視
5.1. テクスチュアと運動視差要因の最適な手がかり統合
5.2. 観察者の経験方略にもとづく複数の手がかりの統合
5.3. 観察者の経験方略にもとづく複数の手がかりの統合
5.4. 奥行距離、形状、大きさの処理過程の独立性
5.5. テクスチャ勾配要因の奥行効果
5.6. 錯視と恒常性尺度(constancy scaling)

6.その他の研究
6.1. 逆転視事態での視覚?運動協応反応と知覚反応
6.2. ウマの両眼立体視能力
6.3. ニワトリとオクルージョン要因

7.おわりに

8.文献(2000)