3次元視研究の動向−1993−


運動要因による3次元視


1.運動視差とステレオキネティク効果との関係

2.3次元表示へのステレオキネティク効果の応用

3.トランスレーションとローテーションからの3次元形状の復元

4.運動視差と立体面の出現方向(depth order)

5.運動性奥行効果と剛体性拘束条件

6.運動性奥行効果と光学的不変項

7.運動視における窓問題

8.オプティカル・フローと自己移動錯覚

9.オプティカル・フローと3次元視


両眼立体視


1.網膜視差と肌理要因の相互作用

2.色情報のみによるRDS立体視は可能か

3.色彩立体視(chromostereopsis)

4.ステレオスコピィクな傾斜面の角度を規定する要因

5.垂直視差と絶対的奥行距離

6.網膜視差を用いての立体視再現の正確度


視空間構造


1.絶対的奥行距離と視かけの運動方向との関係

2.観察者と対象が奥行方向に動く事態での対象の奥行距離知覚

3.大きさの恒常性

4.視空間の構造と視覚に指示された行動との関係

5.観察者の移動による絶対的奥行距離の変化と運動対象の速度変化


絵画的要因による立体視


1.陰影要因による立体視

2.主観的輪郭図形

3.写真の撮影位置の推定

4.オクル−ジョン(蔽−被蔽要因)にもとづく対象の復元


眼筋的要因


1.眼球調節と両眼輻輳のメカニズムについてのモデル


動物を対象とした3次元視の研究


1.視覚領破壊と視覚的断崖回避,方向定位,眼球振盪

2.ブタオザルと絵画的要因


その他の3次元視研究


1.運動視,方向視,3次元視の情報処理過程における論理的類似性

2.モアレパターンにおける運動視と3次元視

3.奥行対比効果に関わる時間的要因

4.単眼視と両眼視条件でものをつかむ動作の運動学的分析

5.触手感覚による距離知覚


おわりに


文献−1993−